「光の速度より速い素粒子が見つかった」という衝撃的なニュースが発表されました。これが事実なら大変なことです。
私は理科系の人間ですが物理の詳しい理論はわかりません。でも相対性理論、量子論、宇宙といった日頃我々が見聞きしていることとはおよそ違った(同じ次元ですが)異次元の世界のような現象のことを知るのが大好きで入門書を片っ端から読みます。それを知ったからといって何かに役立つわけではありませんがなにか心が豊かになるような気がするからです。
20世紀前半にアインシュタインが相対性理論を発表し、物理学の世界はそれまで正しいとされてきたニュートン力学を根底から崩しました。でも今も教科書で学生が勉強する物理学はニュートン力学です。これは我々が目にする普通の現象はニュートン力学でもその誤差はほとんど無視出来るほど小さいからです。 一秒間で地球を7回り半も進む光の速度に近い速度で動く物体では我々が知っているニュートン力学は全く通用しません。
その相対性理論でよく知られているのは「光より速い物体は存在しない」というものと「エネルギーと物の重さには『E(エネルギー)=M(重さ)×C×C(光の速さ)』の関係がある」というものです。ニュートン力学では物質不変の法則、エネルギー保存の法則というのがあってエネルギーと物質は全く別のものと考えられていました。でもアインシュタインはそれがお互いに変換できるものだということを証明したのです。
相対性原理の世界で起こる不思議なことでは「光に近い速度で移動すると時間の進み方が遅くなる」とか「光に近い速度で動くものは長さが縮む」とか「光に近い速度で動くものは重さが重くなる」といったものが比較的よく知られています。でも「光の速度に近い速度」と簡単に言っても、あの高速で飛ぶ宇宙ロケットでも光の速度のわずか1万分の1にも達しないのですからとても想像すらできない速度です。
でも今回のニュートリノの実験結果は大変なことなのです。小柴さんが理論的には既に存在が分かっていたこの極微の粒子をカミオカンデで観測に成功してその存在を証明しノーベル賞を受賞しましたね。このニュートリノを使った実験でごくごくわずかに光より速い速度が観測されたということ(実験した人達も相対性理論を正しいと思っていますからこの発表をするには念には念を入れて確認し随分悩んだことでしょう)、もしこれが事実ならアインシュタインの理論の一角(根底といってもいいかもしれません)が崩れることになるかもしれないのですから。さあ大変です。しばらくはこの世界からは眼が離せなくなりました。
極微の世界を扱うもう一つの物理学の分野「量子論」、これも難解で理屈はよくわかりませんがとても我々の常識では理解出来ない、相対性理論よりもっと不思議なことがいっぱい起こっています。 でもこの現象があるから我々はIT技術などを通して便利な生活を手に入れているのです。
写真は八ヶ岳の麓、山梨県北杜市明野(ほくとしあけの)のひまわり畑です。訪れたのが9月の中旬だったのでもう季節が終わっているだろうと思って諦めていましたがまだ少し残っていました。このように群生しているひまわりはいかにも太陽の花といった感じで素晴らしいと思いました。私は八ヶ岳の山々を眺めるのが大好きです。麓の清里の町はかつて若者が大勢集まって賑わいを見せていましたが今は落ち着いた高原のリゾート地として大人の町に変貌しています。新鮮な高原野菜が豊富な素晴らしい所だと思います。
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